自分だけの色のものって愛機って感じがしていいですよね。
今回の記事では、レイヤーの塗装方法について簡単に。
- ※注意※
本記事ではレイヤーを分解する為、公式レギュレーションの下記禁止項目に抵触します。
※各パーツ(レイヤー、ディスク、ドライバーなど)を分解する行為は禁止です。
その為、この記事内容での加工を行ったレイヤーは、大会以外でのフリーバトルでの使用に限定されますので、ご理解下さい。
ベイブレードバーストはどうしてもぶつかり合うために、外装にダメージが大きく、シールも塗装も剥がれやすいホビーです。
しかし、レイヤー はクリアパーツが重なっている二重構造になっています。
これを利用して、クリアパーツを外し、クリアパーツが重なる部分だけ塗装しました。
クリアパーツが塗装した部分を保護しますので、剥がれる心配はありません。
- 塗装前
上記例の塗装部分はシルバーとメタリックレッドになっています。中央部分の黒いシールは貼っていません。
具体的な塗装方法
申し訳ありませんが、作業中の画像は残していません。そのため、文章での説明になります。
- クリアパーツが重なっていない部分をフチ取りマスキング
タミヤ マスキングテープ 10mm幅
マスキングという方法で塗り分けを行います。
マスキングテープの端っこは残念ながら曲がっていますので、金属性の直線定規を使ってまっすぐ細切りにして、利用します。
細切りにしたマスキングテープでマスキングしたい箇所のフチ取りをしていきます。
マスキングテープを張る時に、隙間が出来ると塗装時に塗料が染み込み、失敗します。マスキングが出来を左右します。
本体を傷つけないよう注意しながら、綿棒やつまようじなどを使ってしっかりと張ります。
- ネジを外してクリアパーツを取り外す
レイヤーに使われているのはY字ネジです。Y字ドライバーを使えば、レイヤーを分解できます。
尚、4月から展開されているデュアルレイヤーは特殊なY字ネジになっていますが、なめないように注意すれば、従来のY字ドライバーでの分解&組立が可能です。
- フチ取りマスキングの続き
分解前には出来なかった部分もフチ取りマスキングします。
- 残りの部分のマスキング
フチ取りが終わったら残りの部分をマスキングします。
マスキングテープを張りまくるというのも一つの方法ですが…
レイヤーはデコボコしており、隙間が出来易く、マスキングに時間を要する上に失敗率が高いです。
そこでマスキングゾルを使用します。
マスキングゾルNEO
マスキングゾルは塗る事の出来るマスキング材です。
また、マスキングゾル改という製品が他にもありますが、材質が異なります。
このマスキングゾルNEOはゴムのように固まり、はがし易いという特性を持っています。
- 缶スプレーで塗装
- 準備するもの
- 塗料
仕上がりを求めるなら、模型用の缶スプレーのご利用をお勧めします。
また、サーフェイサーという下地塗料を先に塗ると塗料の食いつきがよくなります。
タミヤ ファインサーフェイサーL (ホワイト) (スプレー) (180m)スポンサードリンク
前述の作例のようにシルバーを塗る場合は黒下地がベストなので、黒いサーフェイサーを使うといい感じになります。
B526 Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 (ブラック) (スプレー) (170ml)他にクリア塗料があると成功率が上がります。理由は後述。
TS-13 クリヤー(スプレー)- 竹串や割り箸などの棒
塗る対象物を先っぽに固定します。
- 乾燥固定台(粘土や発砲スチロールなど)
塗ったものを棒ごと刺して乾燥させます。
- 乾燥させる場所
乾燥中にお子様などが手に触れられない場所を確保しましょう。
※筆で塗る場合は難易度が非常に高く、初めての方は色ムラが発生して仕上がりが綺麗になりません。
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- 模型用塗料の注意点
- ミニ四駆を初めとした模型を行っている方であれば、理解している事項なのですが、ベイブレードは模型ではないので塗料についてご説明します。
基本的に模型用の塗料はラッカー塗料です。他にも有害性の低い水性アクリル系や、アクリジョンという塗料もありますが、缶スプレーでは販売されていません。
ラッカー塗料は人体に有害な有機溶剤を用いており、作業は換気のよい場所で行う、作業者は防塵マスクなどを利用する等の十分な注意が必要です。
マスキングした塗装対象物を棒に固定し、角度を変えながら満遍なく塗ります。
クリア→サーフェイサー→本番カラーの順番で重ね塗りしていきます。
重ね塗りの際には先に塗った塗料が乾いてから行って下さい。
クリアを先に塗ることで、マスキングのわずかな隙間を埋めてくれる効果を期待しています。
乾燥する際には、固定台に棒ごと刺して乾燥させます。塗り分ける場合は先に塗った塗料が乾いた後(数時間)、先の塗装を残したい部分にまたマスキングしてから塗ります。乾いていないうちにマスキングをすると塗装が落ちてしまいますので注意して下さい。
前述の作例はシルバーを塗った後、シルバーを残す部分をマスキングし、透過性のあるクリアレッドを塗ることで、これにより、シルバーのメタリック感をそのままにメタリックレッドになります。
尚、私は缶スプレーではなく、模型用の機材を使っています。
乾いたらマスキングを丁寧に剥がし、クリアパーツを取り付けて完成
上記の手法は模型塗装の基本的なやり方です。
Googleで「模型 マスキング 塗装」などのキーワードで検索しても出てきます。
しかし、書いてみると完全な初心者の方には、必要なものを揃えるだけでも面倒ですね、これ。
あんまり真似する人いなさそう…
追記記事
「今度は染色でオリジナルレイヤーを!」へ続く!