コースアウトの多くは立体セクションが関わっています。
立体セクションの攻略にブレーキの知識は必要不可欠です。
ブレーキについてはこれまでの記事で端的に取り上げましたが、改めてのおさらいといった内容です。
ブレーキの位置
基本的にブレーキは主に前後のステーに取り付け、立体セクションの上りで路面に擦ることでミニ四駆を減速させます。
他にも特殊なブレーキもありますが、色々と限定的なため割愛します。
ブレーキは路面との接触が早いほどよく効くようになります。
ミニ四駆は全長最大165mm、地上高最低1mmと決められていますので、ブレーキを最大限効かせたいのならば、前後と地上高の規定内ギリギリに配置します。
- 基本的にリヤよりフロントのブレーキの方が効きがいい。
- 車軸より遠い位置、路面に近い位置にするとブレーキの効きがよくなる。
ブレーキの効き具合
ブレーキは貼り付けるスポンジにより、効きが異なります。
現在、ブレーキスポンジは下記セットで販売されています。
対応 | No | GP | パーツ | 説明 |
---|---|---|---|---|
共用 | 15441 | 441 | ブレーキスポンジセット |
緑、黒、グレーのブレーキセット。 |
共用 | 15492 | 492 | ブレーキスポンジセット (1/2/3mm レッド) |
赤の1/2/3mmブレーキセット。 |
ブレーキの効き具合としては、緑<黒<赤≦グレーといったところです。
また、タイヤを切断し、ブレーキに使うといった方法もあります。
ブレーキ殺しのバンクと芝
バンクはスロープと同様にブレーキが効いてしまい、大幅に減速してしまいます。
最悪な場合、バンクを登りきれず、停止する事さえあります。
また、芝はブレーキが抵抗となり減速、こちらも停止する可能性があります。
ジョーダン(JD)ブレーキ
以前も記述しましたが、バンクにだけ効かないブレーキ位置にするセッティングがあります。
俗にジョーダンブレーキと呼ばれるらしいです、たぶん。
タイヤを使う事が多いらしいですが、私はスポンジブレーキをよく使っています。
追記:本来はタイヤをカットして使うものをジョーダンブレーキと呼ぶらしいです。
バンクとスロープは進入時のRが異なりますので、スロープにだけ擦れる位置にフロントブレーキををセッティングすることで、スロープだけ効くブレーキになります。
しかしこれはマシンにより異なり、フロント、リヤの前後位置と地上高との兼ね合いになります。
自分なりのセッティングを見つけてみて下さい。
ブレーキを強めるか、速度を落とすか
ブレーキをつける、もしくは強くする事でコースアウトを抑止出来たとしても、強力なモーター+強力なブレーキの組み合わせは減速と加速を繰り返す走りになります。
その為、モーターを1つランクを落とすだけでクリア出来る場合は減速と加速というロスが無い分、早くコースを走りきれる場合もあります。
特にブレーキが効くポイントが多いコースでは、顕著にその影響が現れます。
コースレイアウトによって判断しましょう。
今回は短かったですが、ブレーキセッティングは経験によるところが大きく、また、凄く重要な要素のひとつです。
何度もコースを走らせて、愛車の感覚を身につけて下さい。
さて、そろそろ手元のネタが無くなりました。次回は何か思いついたら書くとして、未定になります。
また、上級編は提灯系や自作スラダンなどの改造が当たると考えているのですが、あくまで初心者親子向けをテーマにしているこのこの一連記事では書く予定はありません。
ここらへんは気まぐれで別途、書くかもしれません。