今回の記事ではミニ四駆キットの選択方法、用意するもの、キットの作り方になります。
Step1.キットの選択
ミニ四駆のキットは外見を大きく決定づける「ボディ」と基本的な性能を決定する「シャーシ」が大きな選定基準です。
つまり「ボディ」は本人のテンションを上げる重要なパーツという事です。
「ボディ」は上げる重要なパーツです
大事なことなので2度言いました。冗談ではなく、お子様にはすごーく重要なポイントだと思うんですよ。
お子様が選ぶとき、以下のどちらを好むかでアドバイスしてあげて下さい。
- 「かっこいいマシン」
→ボディで選ぶ。しかしシャーシによっては遅い or 茨の道 - 「早いマシン」
→シャーシで選ぶ。MAシャーシかARシャーシと書かれているもの
理想はどちらも備えている事です。
詳細は書きませんが、MAシャーシとARシャーシは初期の耐久性及び拡張性、速度が高水準の為、お子様にお勧めです。
ミニ四駆には大きく2系統あり、モーターが両軸と片軸で異なり、モーターやギヤ等の一部のパーツに互換性がありません。
親子でパーツを共有するならば同じ系統のシャーシを選ぶと経済的にもお得ですし、情報も共有しやすいです。
尚、MAシャーシが両軸、ARシャーシが片軸です。
ちなみに、エンペラーシリーズをこよなく愛する私は、個人的にMAシャーシである「ライズエンペラー」がお勧めです。宜しくお願いします。
また、ミニ四駆には「限定キット」が存在します。
この「限定キット」は、通常では販売されていないパーツが入っており、部品取りに買う人もいるくらいお勧めです。
この一連の記事ではARもしくはMAシャーシを基準に取り扱っていきます。
Step2.用意するもの
- 【必須】
- ニッパー
ベビーニッパー
持ち運びを優先すると使いづらくない程度の小さめのものがお勧め。 - ナイフ
モデラーズナイフ
模型用デザインナイフが理想ですが、刃に触っただけで指が切れるほど切れ味が凄まじいので、お子様には不向き。とりあえずカッターナイフでもOKです。また、シールを貼る時に手油が付かないようにピンセット代わりに使ったりも出来ます。 - プラスドライバー(#1)
ポータブルツールセット(穴あけ用)
上記はセットですが、ミニ四駆でよく使う2mmドリルも付属しています。また、プラスドライバーを複数本持ち歩くのにこのケースが便利です。
お子様はネジ頭をなめる事が当たり前なので、お子様にあったもの、もしくは代わりにやってあげるといいかと思います。 - 両面テープ(強力)
ブレーキスポンジの貼り付け、タイヤのホイールへの固定に大活躍します。
- 瞬間接着剤(硬化タイプ)
瞬間接着剤×3G高強度
通常、ミニ四駆は接着剤を使いませんが、壊れた時の応急処置などにも活用できます。
- ニッパー
- 【推奨】
- ボックスレンチ
ボックスドライバー (4mm/4.5mm)
ナット(4mm)、ロックナット(4.5mm)をしめる時に重宝します。 - ダイヤモンドヤスリ
100均で十分です。
- ボックスレンチ
Step3.ミニ四駆を組み立てる
身も蓋もありませんが、説明書を熟読しながら作って下さい。とにかく丁寧に作る事が大事です。
丁寧に作られたミニ四駆は、スイッチを入れると、それはそれはきれいな駆動音がなります。
また、刃物(ニッパー)の取り扱い、ビス止め、シール張りは小さいお子様には難しいと思いますので、手伝ってあげて下さい。
重要なポイント
- ギヤのブレークイン(慣らし)
準備運動みたいなもんです。これによりギヤの噛み合わせがよくなります。ギヤはギヤの歯以外の接触部分にのみグリスを塗り、ノーマルモーターで数分動かします。その後、ギヤやシャーシなど、水洗いをしてよく乾かします。 - 「説明書どおり」にちゃんとグリスを塗る
付属のグリスはちゃんと塗ると1本使い切る量になっています。 - タイヤの切り取りでデコボコを作らない
抵抗になって速度が落ちます。 - ホイールに両面テープを張ってタイヤを固定
怠るとタイヤが外れる事が凄く多いです。 - シャフトに傷をつけてホイールを外れづらくする
ホイールも外れやすいので必要です。シャフト両端に傷をつけてホイールから抜けづらくします - シャフト(車軸)はまっすぐ指す
怠るとモーターからのパワーがしっかり地面まで伝わりません。 - ビスをしっかり止める
これを怠ると変なところに力がかかって最悪シャーシが折れます。うちの子がやりました。 - ホイールの取付け
ホイールと軸受けが接触すると抵抗となり、大幅にスピードが落ちます。
図のように少しだけ隙間をつける事が大事です。