タカラトミーモール

これまでの記事で入門的な内容は終わりました。
ここからは少し踏み込みます。
ミニ四駆のパワーとスピードの源、電池とモーターについての記事です。

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ミニ四駆のパワーソース

ミニ四駆のスピードとパワーは6割以上がモーターと電池で決定されます。
それぐらいにモーターと電池は重要です。

今のマシンではコースアウトこそしないものの、他の方々に比べてかなり遅く感じると思います。
以前の記事で記述したように、安定性を上げずにスピードを上げるとコースアウトするだけです。
しかし、ここまでの記事でご紹介したパーツをつけたマシンなら、スピードを上げたとしても、セッティング次第では完走可能です。

Step1.ミニ四駆の電池

まず、電池運用について注意点がいくつかあります。事故にも繋がる恐れがあるので気をつけて下さい。

  • 異なる電池を混ぜて利用しない
  • 残量の異なる電池を混ぜて利用しない
  • ミニ四駆の保管時には電池を外しておく

タミヤのレギュレーションではタミヤ製電池の利用が明記されています。
但し、ジャパンカップでは富士通のアルカリ電池も利用可能なように、電池レギュレーションはレースによって異なる事が多いです。
しかし、それを差し置いてもタミヤ製電池はミニ四駆向けとして非常に高性能なのでお勧めです。

種類 No GP パーツ 説明
ニッケル水素電池 15420 420
ネオチャンプ(2本)
充電池です。電池残量によって大きく性能が上下する為、数セットあると望ましいです。
アルカリ電池 15113 113
パワーチャンプGT(2本)
充電の出来ないアルカリ電池の為、使いきり。使い始めは非常に強力。

アルカリは使い始めは高電圧なのですが、電力消費に伴い、電圧が大幅に下がっていきます。
ニッスイは電力消費による電圧低下が緩やかです。
そのため、長距離コースでのレースや、電力を著しく消費するモーターを利用する場合は不利になる可能性があります。

ネオチャンプは下記の充電機とセットでも売られています。
但し、公式大会を含む一部店舗やコースは充電機の持ち込みを禁止しています。

No GP パーツ
55115 115
ネオチャンプ(2本)と急速充電器II
55116 116
ネオチャンプ(4本)と急速充電器PROII

充電機自体にレギュレーションで指定はありませんので、上記以外の充電機も利用可能です。

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ニッケル水素電池の運用

  • 育成できる
    ニッスイ電池は放電と充電を繰り返す事により、性能の向上(育成)が可能です。
    その為、より高性能な充電機や放電機を使うレーサーが多いのが現状です。
  • ペアで使う
    また、充電池は必ず同じペアで使います。容量の違う充電地同士では十分な力が発揮出来ないからです。
    その為、ペアにはシールやテープ等を貼って分かるようにしておきましょう。
  • 充電前には放電
    ニッケル水素電池は十分に使いきってから充電します。
    ニッケル水素電池は電池を使い切らず充電すると、容量が減ってしまうのです。
    これはメモリー効果というもので、効果は蓄積していきます。
    最近の電池は利用していない時の放電が少ない、メモリー効果が少ない、というように進化しているようですが、やはりどちらも起こってしまいます。

電圧調整

コースによって通常よりスピードを落としたいケースがあります。
電圧を落とす事でスピードを調整出来ます。
電池は残容量が少なくなると電圧が落ちますので、放電、もしくは空回しで電圧を落としてスピードを調整する事が可能になります。電圧計を用意すると便利です。

放電機

マシンのから回しでも放電出来ますが、何かしら放電機を持っておくと便利です。
お子様同行の環境なら、単三電池型のUSBモバイルバッテリーがおすすめ。
ケーブルさえ用意すれば、放電ついでにスマホ、タブレット、3DSへの充電が可能になります。
我が家ではサンヨーのモバイルバッテリーを使っていますが、販売を終了してしまいました…。
充電池は完全に使い切ったあと、長時間自然放電すると痛んでしまいます。
これは完全に使い切るわけではない為、電池にもやさしい仕様だったんです。
但し、タミヤの公式レースでは「充電機」そのものの持ち込みが禁止なので、こちらも持ち込み出来ません。

Step2.モーター

モーターは両軸と片軸の2種類あり、両軸はMAシャーシとMSシャーシにのみ、片軸は他のシャーシにのみ使えます。
両軸モーターは外見上の違いの他、製品名に「Pro」と記載されています。
下記は基本パーツとして取り上げたモーターを含め、公式戦で利用可能な現行販売品のリストです。
トルクは加速力に影響します。回転数は最高速に影響します。
いくら回転数が高いモーターであっても、減速ポイントの多いコースではトルクの高いモーターの方が有利な場合があります。

片軸

No GP パーツ名称 トルク 回転数(rpm) 消費電流(mA) ブラシ
mN・m g-cm
15484 484
トルクチューン2モーター
1.6-2.0 16.3-20.3 12,300-14,700 1,700-2,000
15485 485
レブチューン2モーター
1.2-1.5 12.2-15.3 13,400-15,200 1,600-2,000
15486 486
アトミックチューン2モーター
1.5-1.8 15.3-18.4 12,700-14,900 1,800-2,200
15455 455
ライトダッシュモーター
1.3-1.9 13.3-19.4 14,600-17,800 2,400-3,000
15477 477
ハイパーダッシュ3モーター
1.4-1.9 14.3-19.4 17,200-21,200 1,600-3,000 カーボン
15318 318
スプリントダッシュモーター
1.4-1.9 14-19.4 20,700-27,200 2,800-3,800 カーボン
15317 317
パワーダッシュモーター
1.6-2.0 16-20.4 19,900-23,600 2,500-3,300 カーボン

両軸

GP No パーツ名称 トルク 回転数(rpm) 消費電流(mA) ブラシ
mN・m g-cm
15487 487
トルクチューン2モーターPRO
1.7-2.1 17.3-21 12,200-14,400 1,700-2,000
15488 488
レブチューン2モーターPRO
1.2-1.5 12.2-15.3 13,200-14,900 1,500-1,800
15489 489
アトミックチューン2モーターPRO
1.6-1.8 16.3-18.3 12,300-14,500 1,500-1,700
15402 402
ライトダッシュモーターPRO
1.3-1.9 13.3-19.4 14,600-17,800 1,500-2,200
15375 375
ハイパーダッシュモーターPRO
1.4-1.9 14.3-19.4 17,200-21,200 1,600-3,000 カーボン
15433 433
マッハダッシュモーターPRO
1.3-1.8 13.3-18.4 20,000-24,500 2,400-3,000 カーボン

残念ながら、両軸にはパワーダッシュに相当するモーターは現在のところありません。
ハイパーダッシュまでのモーターならばアルカリでも大丈夫ですが、それ以上の消費電流のモーターではアルカリは持ちません。おとなしくニッスイを使いましょう。

モーターの慣らし

モーター内部では回転する中心部分とブラシが接触し、通電しています。
モーターを使っているうちにブラシは磨耗し、中心部分そった形(円)になっていきます。
ブラシが削りきれてしまった時がモーターの寿命です。
ブラシの削れ
しかし、ブラシが削れると、接触面積が大きくなるため、通電効率が上がり、モーター性能が上がります。
これを意図的に行うのが慣らしです。
正転逆転を繰り返し、「あたり」が出るまでブラシを削ります。
慣らしの技術は個人で違い、重要なノウハウである為、あまり公開されていません。
一般的に銅ブラシは削れ易い為、短時間で慣らし易く、高電圧で短時間
カーボンブラシは全く削れません。また、削りカスが詰まる事もあり、低電圧で長時間行うといい感じになるといわれています。

モーターの個体差

モーターは当たり外れの個体差があります。
当たりモーターは慣らすとワンランク上のモーターと同等性能を持っている事もあります。
外れモーターも使い道が無いわけではなく、例えば、ハイパーだと早すぎ、ライトだと遅すぎという場合にハイパーの外れを使う、という選択肢も生まれます。セッティングの引き出しは多い方が好ましいです。

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次はホイールとタイヤ、足回りについて解説します。

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